三井住友VISAカード シアター
浪漫活劇（アクション・ロマネスク） 『All for One』 ～ダルタニアンと太陽王～
脚本・演出／小池 修一郎
平成29年8月12日15時公演　2階下手側S席，　8月14日13時千秋楽公演　月組・宝塚大劇場　2階サブセンター下手側3列Ｓ席

星組『ベルリン、わが愛』新人公演、ヒロインはが来ました。さて、肝心の主演。「あやなちゃん」の組替えで本命不在となり、3回連続は考えづらいと思いつつ、他に候補が浮かばず「ぴーすけ」君のでしたが、100期生にきました。ヒロインは101期生ですから、新人公演では、今までで一番の下級生コンビとなりますね。
はっきりいって、実力的な不安がソートーにありますが、美貌では、本役さんにも全くひけをとる感じはしないし　（案外、本役さんのコンビに似た感じかもしれないし）、そういった不安もお楽しみの一つ。
とにかく、各組共に、100期生以下の抜擢の時期が来ている感じがします。

さて、もうちょっと追加。

○ 一番の美女？
やはり、アンヌ・マリー・ルイーズ・ドルレアン（1627-～1693）でしたね。ひょっとして、影の黒幕とかのワルーイ役なのかと思ったら、こちらも、ベルナルド君的な役回りだったでしょうか？　
ただし、フィナーレの見事な美女ぶりには、結構ドキッとしたかも。『Forever LOVE!!』の時と違って、本気の　（？）　美女モード？　ちょっと、○ップの方が貫録負け？（笑）

① 沙央 くらま（87期・2番　「コマ」「くらま」）　　モンパンシェ公爵夫人　　芝居　☆☆☆


○ 大抜擢中
、あの難しい二番手役への研3生の抜擢には本当に驚きました。博多座では、「ちえさん」のお役だったんですね。続いて、この役が来て、新人公演では、「れいこちゃん」の役．．．って、
「次の新人公演初主演も決定？」
という位の抜擢ぶりですね。
成績はかなり上位ですが、高身長イケメンの路線系というタイプではないように思えるので、実力で選ばれているのでしょうか　（「オーディションで選んだ」って、イケコ先生が言っていたような）。確かに新公オットーは、芝居・歌ともに想像を超えて、よくこなしていました。このままアリちゃんに次ぐ路線系スターとなっていくのかな？　他組の若手路線系候補にはあまりいないタイプにも見えるので、ちょっと興味があります。
この位の芝居はそつなくこなしていましたが、印象が強かったかというと．．．。
○子設定の見た目なら1期下の「じゅりあん」の方が．．．って思って、配役を見たら、新公ジョルジュでした　（でも、もう一方は「ゆーゆちゃん」．．．本公演以上に双○には見えなさそう (笑)）。

② 風間 柚乃（100期・9番　「おだちん」「ゆの」）　　ジョルジュ【役者】　　芝居　☆☆☆


○ この位はアサメシマエ
博多座はパスしたので、私にとっては、妙齢のプリマバレリーナから、若き王に変身　（？）　したことになりますが、勿論、全然問題なし。十分するほどのヒロイン歴があって、コメディー芝居も、別に初めてじゃないし、男役声と娘役声を巧みに使い分けて、キャピキャピした役　（貴族令嬢というよりも、「アリス」っぽい感じだったような？）　はもともとの持ちキャラの一つだし、色々と○かしてくれました。

③ 　愛希 れいか（95期・14番　「ちゃぴ」）　　ルイ14世　　芝居　☆☆☆☆　／　歌唱　☆☆☆

フィナーレでは、途中
「ちゃぴ？」
かと思ったら、「コマさん」でちょっとビックリしました。けれど、最後の最後に“ラス○ス（？）”　として、登場。いつも通り、
「その見事なダンスで舞台を支配」
するほどではなくて、いつになく　（一期上を立てて？）　控えめだったような気もするのですが．．．もう忘れてしまいました（笑）。東京でのお楽しみにしたいと思います。


○ これから？
トップ娘役在任5年を過ぎ、大劇場作品もついに10作目！　
もはや名実ともに、
“月組トップ　（娘役）　スター”
と言った感じの「ちゃぴ」ちゃん。
で、次はあのトゥーランドット．．．。カルメンは済んでるから、あとはひょっとして、フランソワーズとスカーレット・オハラとシシィをやり残しているのでしょうか？　いや、マリー・ヴェッツラと額田女王もかな（笑）。

さて、さすがに、そこまではないと思いますが、現体制だと、人気的にもそうですが、実力的にも、トップスターのサポート体制はかなり厚くしないといけない感じでしょう。そのサポートの中心の一人こそが、ちゃぴちゃんでしょうし、逆に言えば、そうでなければ、ここまで異例の長期にはなっていなのかもしれません。
それだけに後任が難しいのでしょうか？　
“実力も華も兼ね備えた娘役”
．．．となれば、他にも引く手あまたでしょうし（笑）


○ 次は？
組内で浮かぶのは、やはり“結愛かれん「ゆーゆ」ちゃん”でしょうか？　
前回の記事にコメントを頂きましたが、大劇場の新人公演はやはり難しかったようですね。ゆーゆちゃんの持ち味は、
“可愛らしい明るさ／上品なおしとやかさ”～“ダーク系妖艶さ”
までで、“○本系お○い芸”は勿論、“パーンとはじける”みたいなものは弱い感じ　（フラムシェンも、歌はともかく、“はじけぶり”は「わかばちゃん」に完敗でした）　だし、それに加えてかなり小柄な方なので、元々あの役は無茶ぶりっぽい．．．。
でも、他にできる方がいるかとなると．．．。そもそも、オーソドックスな下級生の娘役さんがこなせるような種類の役ではないでしょうし、もっと背丈が必要な感じだし．．．。むしろ前回の新公でも女役をやっている「れんこん」君か「アリちゃん」辺りが適任だったかも（笑）。
ただし、研3で、こんな無茶ぶりでも、新公ヒロインを早くやらせたかったということは、その後の予定があるからと考えられるのかもしれません。
前の記事／コメントにも書きましたが、彼女は、容姿で際立つというよりは、（月組らしい？）　
”実力派娘役”
に育っていくタイプだと思います。
早ければ研4になる来年もありえそうですし、再来年以後なら、全然大丈夫でしょう。

他組で「はな」があるといえば、もちろん「はなぐみ」の“華 優希「はなちゃん」”かな（笑）。
はなちゃんは、容姿が際立ちますが、実力のさらなる伸びも期待できそう。本当にこれからが楽しみな、まさに逸材でしょう。前にも書きましたが、奇しくも同じ愛称のレジェンド
”「花總まり」様の正統的後継者”
になりえるかもしれないと、結構本気で思っています（笑）。
こちらも、研5になる来年から、研6になる再来年までにはなっていそうな感じですね。
でも、二人ともかなり小柄な方なので、たまきち君とだと
“La Belle et la Bête”
みたいになっちゃうかも．．．（笑）。
ただ、「はなちゃん」は、やはり花組の次期となっていきそうな気がしますね　（時期的にもぴったりそうだし、外に出すにはもったいなさ過ぎだし (笑)）。

あとは、2回目のバウヒロインがきた研5の月組“美園 さくら「さくさく」ちゃん”も、このあと、もう一つ新公ヒロインが来て、ヒロインが続けば、一応、来年～再来年の可能性はありそうです。

さて、新公初ヒロインが決まった星組の“星蘭 ひとみ「せーら」ちゃん”。
華はともかく、実力的に、まだしばらく時間がかかるでしょう。彼女は、その華やかな美貌からも　（入団時成績からも？）、どちらかというと
”「白羽ゆり」様　（或いは「壇れい様」）　の後継者”
タイプ？　就任はやや遅めでも、その後、比較的長期に　（2組にわたって？ (笑)）　娘１を勤めるのかもしれませんね。

華と言うことでは、「わかばちゃん」とか、今さらですが宙組「ゆうりちゃん」とかが良かったような気もしますけど．．．華はあっても実力的なサポートに．．．だったのでしょうか。
ただし、たまきち君も大劇場トップ公演二作目となって、ファンクラブの列も長くなっているようだし、来年なら、ずっと本命だった　（？）　”海乃 美月「うみちゃん」”と組む可能性も、いくらかはあるかもしれません。


○ いつ？
ひょっとして、大劇場千秋楽翌日の可能性があるかと思っていましたが、それはなし。ただし、同時でない場合の発表は、「かのちゃん」のように、東京宝塚劇場千秋楽後が多いようなので、10月9日にある可能性はありますね。
ただし、（ほぼ同時期娘１就任だった）　「みりおん」と同じように、（トップスター同様の？）　大劇場千秋楽翌日発表が、「らしい」気がするので、来年の3月13日　（or 10月2日）　の方がX dayに相応しいような気はします。
でも、ここまで来ると、本当に分かりません．．．。
ただ、こうして改めて後任まで考えてみると、再来年には新コンビとなっていそうです。

でも、「ちぎさん」や「まぁさま」のように、5作と考えれば、大劇場13作目で、添い遂げもあり得るのか．．．。
真の本命　（？）　は組替えで来ている感じもしますが、その時点では、まだ少し早い気がするので、そうなれば、現二番手スターと↑のどなたかとの新コンビ　（で○作ほど）　になるかもしれませんね。

でも、やはり次の大劇場公演の集合日が、どうしても気にかかります．．．。


（100期～　の時代が近づいているのでしょう）

①　華 優希　（はな ゆうき　100期・23番　「はなちゃん」「のぞみ」）
②　結愛かれん　（ゆい かれん　101期・13番　「かれん」「ユイ」「ゆーゆ」）
③　星蘭ひとみ　（せいら ひとみ　101期・37番　「せーら」「ひとみん」）