業界の古い慣習などを敵にする作戦です
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次男、相変わらず高校生活
全身で楽しんでおります。
クラブに入ってからは
登校から帰宅まで、いや稀な
お休みに至るまで、
ひたすら部活仲間と交流して
おります。
たまたま同じ市内の
同じ最寄り駅の部活仲間が
一人だけいて、その子の話は
よく聞くのだけれど、
あとの部活仲間はみな
「高校(の最寄り駅)より西のやつ」
とひとくくりの名称でしかわからない
(旧校区が学校より西だったので
東方面組は少ないの)
まあそれはともかく、
少し遡って
夏休み明けの実力テスト。
まあ言えば、ヤツにとっちゃ
自分のレベルがわかる
初めての試験である。
なんせ日本で中学生を
経験していないので。
わたしゃドキドキしていたが、
とうの本人はいたってヘーキで。
かといって、数学以外
勉強しているフシもなく
案の定、英語と数学はともかく
国語は偏差値でいうと
チラッとしか見えなかったが、
20点台であった
初めて見たよ、偏差値に
そんな点数があるとは
まあ学校内の偏差値で
一応進学校の部類なので
それくらい低い点数は
ある程度私も予測はしていたが、
それでもねえ・・・。とはいえ、
本人は私以上にいたって平気
いや、それで焦って勉強するとか
ショックで落ち込むとか
そういうことは一切なしってことね
それがエエのか悪いのかw
そして間もなく中間テストがある。
前のは夏休みの宿題の
仕上げテスト
みたいなもんやったけど、
次はバリバリ学校の授業を
こなしてのテストや。
これは真面目にやらんとな
「オレは上位2割に入ってやる」
ア、アンタ、正気か?
絶対にあり得ない。
「まあな、でも3分の一以内
は行くしな」
アンタ、その自信は
どっから出た?
じゃあ、お母さん、もしオレが
2割以内やったら、
お小遣いアップしてくれる?」
「おお、エエとも、エエとも」
ってか絶対ありえんし
「よっしゃあああ」
ってもう本人すっかり小遣い
アップした気になってるし。
恐ろしいで、この男w
しかしこれで終わりでなかった。
「じゃあさ、お母さん、オレが
1割以内やったら、お小遣い
さらにアップしてくれる?」
「・・・ええで」
「やった~~~」
こいつはホンマもんのアホか
ただの世間知らずか?
だからといって、猛勉強
している様子もなく・・・ってか
そもそも部活で忙しくて
勉強する時間が全然ないし、
ムリ!
そして昨晩、晩御飯時に
帰宅した息子、
お弁当を鞄から出して
こう言った。
「おかあさん、オレな、
今日、間違えて他のやつの
弁当を食べちゃってん。
で、まだ自分の弁当食べて
へんねん。せやから、晩御飯は
自分のお弁当食べるわw」
「はっ?どういう意味?」
「オレの机にな、オレのと
そっくりな黒の弁当ケースが
あってん。で、おれはそれを
持っていつものように部室に
食べに行ったんよ」
まああの黒の弁当箱が
一番主流やし、似たような
持ってきてる人多いやろな
「でさ、ケースを開けて、あれ?
今日は弁当箱が違うな。
お母さん、新しいの買ったんかな?
って思っててん。
で、ご飯が日の丸弁当になってて
しかもふりかけ入りで、
あ、今日は珍しいなって思ってん。
おかずもいつもよりなんや
キチンとしてて、おっ、
お母さん、やるやん!って
思っててん」
はぁ?
「で、放課後になって、
クラスのやつが、弁当箱が
なくなって騒いでいて
言うてて、それで気づいてん」
はぁ?
「その弁当は隣のクラスの
オレの知らんヤツのやってんけど、
ご飯をこのクラスの友だちと
食べようと持ってきて
それをたまたま俺の机に
置いたんやけど、それを
オレは気づかずに
部室に持っていったわけ。
いやあ、悪いことしたわあ~。
まあ、そいつ、他におにぎりも
持ってきてたから、
それ食べたらしいけど」
はぁ?
そういって澄ました顔して
何事もなかったかのように
弁当箱の蓋を開け、もくもくと
それを食すのであった
いやあ、たまにラジオとかでさ、
お弁当を友人に食べられたとか、
そんな話を聞いたことが
あったけど、
本当にそんな話
あるんですか?
そしてまた私はこの時、
今まで複雑だと
思っていた暗号が
簡単な図式でパッと
解けた気がしたよ。
帰国子女などどこへ行っても
人生を謳歌出来るポイント。
それは語学のセンスでもないし
超越した社交性でもない。
図太さや!