さて、1週間先に控えた
㈳日本パーソナルブランド協会主催
セミナーコンテストグランプリ2018予選〜敗者復活戦出場のため、
必死のパッチだ。
やっと尻に火がつき、昨日一日かけて、台本を作り上げた。
が!最後の最後に、なんかヘンなところ押してしまい、消えた!
急いでバックアップを見たが、なぜか昨日一日分の制作は、
ものの見事に保存されてなくて(自動保存機能は?)、
一昨日のままの状態にあった。
チーン。
心臓バクバク。
もうね、迷いながら作りこんだやつやから、覚えてないの。。。
ま、でもまだ1週間ある。
やり直そう。
そんな真夜中、デスクの隣にあるベッド(そーゆー事務所も
ヘンだけど)の上で、きゅーきゅー寝息を立てて寝ている、猫1匹。
我が家の二代目猫サックスは、鼻ぺちゃのせいか、
すごくイビキがうるさいのだ。
不思議と猫の寝顔を見てしまうと、
さあ!やるぞ!という気にならない。
うぁ~ん!一緒に添い寝さして~!!と悪の道(?)に誘われてしまう。
しかし!いかん、いかん!!
今回ばかりは、いかんのだ!!
この子は、サックス。目つきがヤバイほどにいかついが、女子。
ふと思い出した。20代、若気の至りで世の中のこともわからぬままに
独立し、フリーライターでやっていた頃のことだ。
当時は、みるみるが傍らにいた。
何でかは忘れた(たぶん金銭問題だろう)が、
かなり落ち込んで、嫌気がさしちゃって、
もう仕事やめて田舎に帰る、と意を決して実家に電話をかけた
ときのことだ。
母が出てくれれば、という願いもむなしく、電話口に立ったのは、父だった。はー、あかんときは何してもあかんなー。と、思いながら、
家に帰らせてくれというと・・・・。
案の定、父は、烈火のごとく怒りだした。いつもそうだった。
何より感情が先に立つ。特に家族のことにおいては。
今なら、それがすべて「心配」のなせる業とわかるのだが、
当時はたまったもんではなかった。特に落ち込んでいるときは・・・。
誰も大阪で暮らせとは言ってない。
誰も会社を辞めて、独立しろとは言ってない。
全部自分で決めたことで、
むしろ親は反対をしていた。
それも押し切ってやりはじめたのに、そのざまはなんだ。
お前の帰る家はない。
しかも猫なんてもってのほかだ。
あほか。死ね! ←さすがにこれは言うてなかったか?
いや、言うてたかも。
私も必死になって言いかえそうとするのだが、あまりにも図星すぎて、
言い返す言葉も見つからない。珍しく(笑)
あうあう言うてると、つぅーーーーっと涙がこぼれてきた。
あー!情けない!情けない!!
何泣いとんねん、私!
そのときだった。傍らで眠っていたはずの、みるみるが、
電話のなにあれ、受話器置くとこの出っ張ったとこ。
今のコードレスにはないね。
親機のとこのフック。
あそこを手でぱしっ、と押えて、私の方をちらっと見て。
そして、私の頬にだーっと流れる涙をぺろんとなめた。
お、お、男前・・・。みるみる、もうすでにニューハーフだけど・・・。
電話、切っちゃったよー。
まーたオヤジ、怒るよぉ~。
げーーーーっ!ま、えっか。ほっとこ。
私はそのまま受話器を戻し、仕事に戻った。
しゃーない。帰られへん。猫が電話を切ったから(笑)
猫は、何も言わない。だけど見てる。
そして、実際、家族を守ろうと、実は必死なのかも。
今いるサックスもそうだ。
ダイニングの出窓で、いつもおしっこをする。
とてもとても、外を警戒しながら、やる。
目つきなど、ゴルゴレベルに厳しい。
やるのは、単なるおしっこなどではない。
マーキングだ。
その後、ご丁寧に、玄関に置いてある猫トイレに
ゆき、大をお済ませになる。
守ってる。庭先に来る、何者かから、私たち家族を守っている。
猫の任務は、人間には計り知れない。